スタッフが楽しみにしている魚谷屋社員研修旅行。今回の研修は9月15.16日に実行しました。
参加したメンバーは
孤高の料理人(副店長)の龍(写真右)

料理人一筋30年のベテランけんちゃん

浜育ちの魚介好き知枝

ビール職人の娘(酒は弱い)リホ

存在感が半端ない壮平

ペラペーラバイリンガル杏寿

想像力が宇宙規模の彩夏(姿勢は昭和)

そして私店主の魚谷

個性がバラバラの8人が向かう先は・・・もちろん宮城
初日は登米市新田地区にある伊豆沼農産さんに訪問!!
10月10日(木)に魚谷屋でお披露目する伊豆沼豚に関するお勉強をして、れんこん畑などの農地見学や産直売り場での市場調査という名のお買い物を・・・

(写真は赤豚)


新作ジェラートも吟味し午前中ゆっくりと過ごさせていただきました。


記念撮影を終えたご一行は次なる目的地へ
次に目指したのは石巻市は牡鹿半島にある蛤浜。
ここは私の古巣であり、知枝の故郷でもある。ここでは、はまぐり堂オーナー兼漁師の亀山氏指導のもと漁業体験することに。2班に分かれ事前に仕掛けていた籠をあげる古典的な漁で、狙うは穴子!!!

籠を引き上げるのはなかなかの重労働。期待していたほど穴子は入らなかったが、ワタリガニがたくさん取れました。

『浜近くの穴子は減ってんです。なんとか魚の住処として浜を豊かにしたい』と亀山氏がスタッフの前でつぶやかれました。

ヨーーーーシ魚谷屋も協力して浜を海をまもるぞーーーー!!!

知枝は実家に帰ることもなく、次の目的地を目指す。
その前に!!昨年まで魚谷屋で働いた、現在荻浜に漁師の嫁として嫁いだ彩香に会いに行こう!!ということで荻浜へ寄り道。この日はリボーンアートフェスティバルの開催期間だったため多くのビジターで賑わっていた。

漁師の旦那がタコ飯屋を営み、その窓口として彩香は君臨していた・・・存在感・・・さらに元魚谷屋アルバイトスッタフの紀子までお手伝いしていたので、久しぶりに会う仲間の元気な姿にみんな嬉しくなりました。
横道に逸れましたが次なる目的地は、今年から新たにフィッシャーマンジャパンの仲間に加わることになった、潜水士の福田介人くんのもとへ。

実は彼、潜水士でありながらウミガメの保護と調査を目的とした研修を某大学と共同で行っている。この日も漁業の仕掛けに迷い込んだウミガメを保護していたので、その亀の餌やりと計測のお手伝い。

ここでは海の生き物との共存と共生を考えるために介人くんに話していただきました。我々のように東京で生活していると海との距離が離れているため、なかなか身近に考えにくいが、海の中は危機的状況である。資源の問題、廃プラスチックのゴミ問題。我々人間の欲望が海に多大なる影響を及ぼしている。現に『この亀の糞にプラスチックが混ざっていたんです』と教えてくれました。考えなければならないのは国ではなく我々消費者である。よし!プラステック製品を控えてゴミを出さない生活を実践しよう!!

気づけは日も暮れ始めていたので、石巻市内の懇親会会場へ。ほどほどに楽しみながら酒を飲み、ゲストとの会話も楽しんだところで今日はお開き。自由時間となりました。
2日目は3時起床!!4時半出航の船に乗り遡上の秋鮭を狙う定置網漁の漁場見学。


船を出してくれたのは、東松島市の浜市地区を漁場とする祐神丸の大友さんです。

祐神丸は常に二隻で漁業を行っている。一隻には大友さん、もう一隻には大友さんお父さんが船頭として指示を出す。我々も二隻に分かれ乗船させていただき、今年の秋鮭の様子を伺うことに。
日本の南で台風が発生していたこともあり、大きなうねりが入り込む浜市。もちろんスタッフは不安でしかない。案の定、知枝は船酔いし顔色が優れない。

漁場着いたころにはすっかりよも開けており、いよいよ定置網の巻き上げ作業!!



鮭が入っているかどうか不安になりながらも、副産物のワタリガニをタモですくいながら、豊漁を願う。


最後の巻き上げの時、鮭の姿が確認できたので、テンションも上がりみんな大興奮。

大友さん曰く、『まだまだ時期始めなのであまり期待していなかったが、それにしてはまずまず、今年は期待できるんでないか〜』と。
その後、陸に上がり大友家名物の『みんなで朝ごはん』に招待していただき、漁師と料理人のコミュニケーションをとらせていただく。

お調子者の壮平は大友さんいに腕相撲を挑んだが、結果は・・・あっさり。
『やっぱり海の男はすげーっす』と喜んでいた。

大友さん、いつもありがとうございます!!

次なる目的地は富谷市。
代表銘柄『鳳陽』、宮城県内で一番長い歴史を持つ日本酒蔵、内ヶ崎酒造店さんでの蔵見学。

蔵をご案内してくださったのは営業課課長細川さんです。(実はこの日、蔵はお休みにもかかわらずご案内頂きました。細川さんに感謝)

建物の佇まいも、蔵内の各部屋も歴史を感じることができるが、全戸、昭和の初期にあった富谷大火災による焼失により再建したようです。


それにしても圧巻だったのは今尚使い続けているという和釜。

存在感と使いこなされた風貌は他に見ぬ風景でした。蔵だけではなくその街を支える包容力を感じることもできました。
富谷市を後にし、向かうは今回の研修最終目的地白石市。
白石を案内してくださったのは市民経済部農林課主査遠藤さんと地域おこし協力隊として白石市を盛り上げる竹田君のお二人です。(お二人にもお休みを返上していただき感謝しております)
まず向かった先は、県南エリアを代表する日本酒蔵、蔵王酒造さんです。
こちらでも蔵見学と贅沢極まりない研修。
蔵を案内してくださったのは、常務の渡邊さんです。

彼は一昨年前まで保育士だったようなのですが、蔵を継ぐ覚悟で蔵入りしたとのこと。同世代の蔵人とともに、こだわり抜いた造りにはプライドを感じさせて頂きました。

精米と浸漬にこだわりを持ち、中軟水である蔵王山の地下水により醸される個性は他に感じることができない刺激となりました。
その後、すでに魚谷屋で愛用させていただいてました、竹鷄たまごの竹鷄ファームへ。

たまごの持つ生臭さを消すために粉末状にした竹炭を餌に加えることが特徴。

生産から梱包まで自社で行い、全国の竹鷄ファンのもとへ発送しているようです。

直売所では地元の方もたくさん訪れていたようで、賑わっていました。

何よりファームを切り盛りする志村兄弟の人柄がたまごが愛される理由の一つであると実感しました。
最後はササニシキ農家さんの田んぼを見学に。頭を垂れ、収穫時期間近の稲穂は辺り一帯を秋の香りで満ちさせてくれている。

これぞ田園!!圃場を見学させてくださったのは、ササニシキ復活プロジェクト畦かえるのメンバー佐藤さんです。

佐藤さんは圃場に蠣殻を砕いていれるなど、美味しいお米になるために探求し続ける農家さんです。とにかく美味しくなるように試行錯誤し、お米と対話しながら実りを待つ姿が印象的でした。

佐藤さんの圃場を後にし一行は帰路につき、各々この二日間を振り返りながら・・・車内は寝息合唱が始まりました。とさ。
研修を受け入れてくださった皆様、本当にありがとうございます。この経験を中野で伝えるとともに、魅力ある宮城を発信してまいります。
次はあなたのもとへ・・・・




