初日の夜は気仙沼から石巻に向かい一晩を過ごすことに。研修となるといつも仲間を集めて、持ち寄りの懇親会になってしまうのですが、今回は石巻の居酒屋にて、地元の料理を食べてみようということになり、石巻は旭町にある『よし竹』にて夕食を。仲の良い漁師さんにも声をかけ、みんなで食卓を囲みました。この後夜更かしになったことは言うまでもないですね・・・
2日目、朝の集合時間に遅れたのは私だけ・・・すっかり寝飛ばしていました。気を取り直し向かう先は石巻牡鹿半島谷川浜の渥美貴幸くんのホヤ養殖現場。
魚谷屋研修旅行では恒例となっておりますが、毎度毎度驚くことが多いんです。沖まで船を出していただき、養殖棚をつりあげてもらうのですが、元気良く水を吐くホヤに初めて同行した者は歓声をあげます。見た目にも驚く人が多いのですが、一番驚くのは、採れたてほやほやのホヤを食べた時ですね。必ず目を丸くして『美味しい!!こんなホヤ初めて!!!』という声が聞こえます。私自身何度食べても、この極上の船上ホヤは別格の味わいなので、脱力感に満たされます。『あ〜もう何もしたくない・・・』
『今年のホヤの成長はいいようです。』渥美くんはそう言います。日頃よりお店に届くホヤを見ていて私もそう感じていましたが、何だか年々渥美くんのホヤ美味しくなってると確信できます。
よし!!今年もたくさんホヤ売るぞ!!そして目指すはホヤ東京No,1!!!
渥美くんのホヤ愛に満たされた後は・・・荻浜を訪問。
荻浜では普段なかなか見ることのない牡蠣漁師さんの陸作業を拝見。作業場を見学させていただいたのは、石巻の兄貴分、江刺 寿宏くん(通称とっちくん)です。
江刺家は家族で牡蠣の種付け作業中。ホタテの殻にくっついた小さな牡蠣の赤ちゃん。こういった段階で牡蠣を見ることはまずないでしょう。苦労の先にある美味しい牡蠣につくづく感謝の念がこみあげます。。。
来シーズンも牡蠣に乞うご期待!!
その後一行は登米市の農家菅原大樹くんの農場見学に。
魚谷屋では夏の間、菅原くんの育てた胡瓜が登場しています!!お味噌を着けて食べる胡瓜は、火照った体を冷ます一品として最高です。ハウス内ですくすく育った胡瓜、とれたて胡瓜は水分いっぱいで、乾いた喉を癒すほどです。黄色く咲いた胡瓜の花も涼しく感じます。
菅原くんからは、他にもお米(ひとめぼれ・ミルキークィーン)を仕入れさせていただいています。菅原家のお米は評判が良く、特にミルキークィーンのおむすびはめちゃうま!!
当初、研修旅行の予定はここまででしたが、、、
伊豆沼農産の佐藤裕美ちゃんからお誘いの連絡をいただき、急遽訪問させていただくことになりました。
突然の訪問にもかかわらず、快く農場、生ハム工場、販売店を案内してくださる裕美ちゃん。本当にこの地域が好きなんだなーと感じさせる彼女の愛が溢れる笑顔もいただきました。
2日目、ご協力いただきました、渥美くん、とっちくん、菅原くん、裕美ちゃん!!ありがとうございました。これからも大好きな宮城をみんなで盛り上げていきましょう!!
一行は帰路につき、今回の研修旅行を無事に終えましたとさ。
おしまい。